こころの詩

「見て、綺麗だろ!好きな人と登るのが夢だったんだ」

「うん、とっても、あなたの家はあの山の向こうね」

「君の家は反対の山の方だったね」

「だいぶ遠いわね」

「でも山はみんな繋がってるように、大切なのは

 カタチや距離じゃない、こころの繋がりだよね」

「もう~、キザなんだから~、でも・・・
そんなあなたが・・・大好き!」


あの時、そう言ってくれた大好きな彼は今はもういない、
山が連れて逝ってしまった・・・

今は独り・・・でも彼の言葉が甦る~


「大切なのは、”こころの繋がり”なんだよ」

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