置き日記から始まる恋。
『だって、分からないもん。』
『本当に涼川は、勉強やってきてないんだ』
そう少し呆れたような口調で言ってくる。
『ごめんなさい...』
『じゃ、土曜日うち来て勉強する?』
『えー!』
彗くんのお家で...?
図書館とかじゃなくて...?
急展開すぎて、私の頭がついて行きません...
『えー!って。だってさ、図書館だと話していると他人に迷惑でしょ。』
図書館は、静かに本を読むところだもんね!
そうだよね!
『さすが彗くん!気配りができるなぁ...』
って褒めると、ハハッと彗くんは笑った。
『ちなみに俺は一人暮らしだから、何の問題もないから』
『そうなんだ!私も一人暮らしだよー!』
一人暮らしなんてこの歳で珍しいなんて思ってたから同士がいて、安心する。