置き日記から始まる恋。
授業が終わって、あやめちゃんと話すけどやっぱり話題は水本くんのことばかり...
「ほんとに祐希は友達なの!?まぁ、さっき話してたしそうかぁ」
「正真正銘、友達!!」
私はそう言って、ほっぺを膨らます。
「あ、怒った時の癖出てるよ?まぁ、可愛いからいいけどー!」
「可愛くない!」
自覚はしていないけど、あやめちゃんが言うには私は怒った時にほっぺを膨らますらしい...
それを可愛いってあやめちゃんは言うけど、その辺は私には分からない。
「まぁいいけどさ... あ!私先生に呼ばれてんだわ!」
「え!早く行かなきゃじゃん!私と話してる場合じゃないよ!」
「ちょっと行ってくる!」
あやめちゃんは成績も優秀だから、よく先生に気に入られていて何かを頼まれることも多い。
教室を見渡すと杉浦もいないみたいだから、こういうときは、彗くんと話そーっと!