最後の幸せ
十二月三十一日、くもり。

大晦日。

僕の後悔の日。

二年前の夏。

僕は彼女を捨てた。

あの時はいろいろ考えて出した結論だったけど、彼女だったら分かってくれたかな。

もう一度だけ会いたい。

顔を見るだけでいい。

僕の大好きだった、大好きな彼女に。
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