SUMMER☆★DAY小説
夏祭りに告白を・・・
夏祭り当日ーーー
浴衣久しぶりだな
最後に着たのって
小学校6年の夏頃だったよね
高校になった今
こうして浴衣着ることになって・・・
孝宏くん
なんて言ってくれるかな?
可愛い?
綺麗?
そんな期待を背負いつつ
「みゆあーーー久しぶりだな。元気にしてたか?」
うわぁ・・・
孝宏くん、浴衣格好いい・・・
それに男の色気もあって・・・
どうしよう・・・
緊張してきたかも
「・・・花火、見に行こうか?」
「あ・・・うん・・・そうだね・・・」
ヒュルルーーーパァアン!!
結局人が多く、
神社の近くに見える場所で
花火を見るはめになったーーー
「ここからでも充分見えるね?」
「そうだな・・・あのさ、みゆあ。俺、ずっと前から言いたかった事がある・・・」
「何・・・?」
「あの時はごめん。ずっとすれ違いのまま暮らしてきてさ・・・俺達幼馴染みなのにーーー辛い思いさせて・・・」
「そんなの気にしないで良いよ。私も孝宏くんに伝えたかった事があるのーーー聞いてくれるかな?」
「良いよ。伝えたかった事って何?」
落ち着いて、頑張れ私・・・
勇気を出して告白するんだーーー
「孝宏くんの事ーーーずっと
前から・・・好きでした・・・」
「・・・俺も、ずっとみゆあの事が
好きだった。」
「嘘・・・本当に?」
「俺が嘘つく訳無いだろ。正真正銘本気だよーーー好き・・・大好きだ・・・みゆあ」
ちゅ・・・
花火の音と
人生で初めての告白
恋人同士となれた初々しいキスーーー
凄く嬉しかったよ・・・
夏になったら、また夏祭りの花火
二人っきりで見に来ようね・・・
約束ーーーだよ・・・?