俺も好き。ごめん。
「お前、そろそろ部活行かなきゃなんねーんじゃねぇの?」

「え、あ……まあ、そうなんだけど」

語尾が小さくなる彼女は明らかに照れている。

お前の思ってること当てていい?

『和哉くんと、一緒にいれる時間を増やしたかった』って。

すでに練習着を着てから、掃除をしている彼女は、中学からバスケを始めて4年目だ。

俺がお前を好きな歴も4年目ってか。

ふと、俺も中学の頃は、彼女たちとよく練習試合をしたなと思い出す。
< 3 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop