2人で誓いの言葉を
マンションに帰り
動揺した気持ちを落ち着かせていた



私の中で時間が止まっていたから
部屋の中はまだあの人の物が置いてある



戻るはずもないのに…



でもどこかで戻って来てほしいと
願っていたかも知れない
だから捨てれなかったのかも…



そっと唇に指を当ててみた
まだあの人の唇の感触が残ってる



スマホを出した



川島にメールをした



また私は川島を利用しようとしている
そんな自分が嫌でたまらい






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