2人で誓いの言葉を
夜…川島がマンションに来た



川島が部屋に入ったとたん
川島の唇を塞いだ



川島は何も聞かず受け入れてくれた
私は何度も何度も求め続けた
求めても求めても埋まらないこの気持ち



忘れたくても忘れたくても
あの人としたキスを思い出す




隣に寝ている川島を横目に
ベッドから出てた
シャワーをして
いつものように朝食を作る



川島が起きてきた
おはようっていつも言えるのに…
今日は言えない…
顔も見れない



川島がいつものように



「おはよう」



と言う…でも私は



「ごめん…」



おはようじゃなく"ごめん"しか言えなかった



あの人を忘れる為川島に抱かれた
川島を利用する自分に腹が立つ



本当に酷い女だとつくづく思う



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