2人で誓いの言葉を
これはれっきとした不法侵入だなと
笑いそうになった
まあ元婚約者だから大丈夫と言い聞かせ



部屋を見ると驚いた



俺の物がそのままだったから…
静流は俺の事を忘れてなかったんだ
もしかして川島とも付き合ってないのかも
少し期待をしていた
付き合っているなら…
俺の物を置いておくはずがない




とりあえず寝室を覗いた
静流は寝ていた



それからキッチンに行きお粥を作ろうと
あれこれ鍋とか出して
袋に入っている材料を取ろうと
しゃがんでいると



「誰⁇」



と声がした



静流が起きてきたんだ



俺はそのまま立ち上がって振り返った


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