2人で誓いの言葉を

前の部署に戻って１週間




私は以前の課長のポストだった
社長の計らいだった




「だから！これじゃあダメ！
ここと、ここやり直し」




と企画書を突っ返したら




「やっぱり課長がいないとダメですね〜
私ずっと課長についていきま〜す」



と百合ちゃんが言った




歓迎されて恥ずかしい気分だった
こんな鬼みたいな私なのに…




仕事が終わる10分前みんなの様子がおかしい
どうしたものかと後ろを向くとそこには
彪迓が立っていた




会社の代表が来たからみんなびっくりしていた




彪迓は




「気にしないで
静流を迎えに来ただけだから」




と優しい口調で言っていたが
みんなの緊張が伝わってくる





「あのう⁇代表！
気にするなと言われても代表が
ここに来られるとみんなが緊張するんです」





と彪迓に言ってみたけど





「そう⁇」




普通に答える





そしてみんなに





「俺が来たら緊張する⁇」





って聞いていた





みんなは社交辞令で





「いえ、そんな事ないです」




と言っていたのに




「ほら！みんな大丈夫だって」




とキラキラした目で私を見る彪迓だった




「みんな代表と思わないで
今は静流の旦那として接して」




意味わからん




「課長愛されてますね〜
羨ましい〜こんなイケメンの旦那さんで
それに会社の代表ですよ〜
本当羨ましい〜」




百合ちゃんが冷やかしてきた




彪迓には
社交辞令が通じないみたい
いや〜空気を読みましょう
旦那が妻の職場に来ないでしょ！と
ツッコミたくなる