校長物語
校長の椅子4
校長「教頭先生、一体どうしたらいいんでしょう?」
教頭「そうですね。確かに、理事長は嘘やズルに対しては厳しい方ですが、勇気を持って謝罪すれば許して下さるのではないでしょうか」
校長「謝罪ですか、、、」
教頭「はい。理事長は尊敬するジョージワシントンの話をよくしますし」
校長「桜の話でしたね」
教頭「はい。誰かに折られてた桜の木を見て、激怒し犯人探しをする父親に自ら罪を告白した逸話ですね。そういう立派な人間が、皆の信頼を得て、アメリカの初代大統領になったと」
校長「確かに。素直に言えば理事長は、許して下さるかもしれません。ですが・・・」
教頭「ですが?」
校長「私、大統領にはなるつもりはありません!」
教頭「そこは意識しなくていいです!!」