熄えないで
日曜日くらいダラダラ グダグダした朝を迎えたいというのが私の考え。
しかしながら、休日が被らない両親が私のことを思って、この双子に「休日は二千花と遊んであげてね」というおせっかいなお願い事をしたことから、日曜日の日課がはじまったわけである。
いつからだろう。
幼稚園の時の記憶はあんまりないので不確かではあるけれど、小学校の時はもう始まっていた気がする。
高校生になった今でも続いているのは、それが当たり前と化してしまったからだと思う。
基本的に、私の日曜日は双子に支配されている。
別に、なんだかんだ楽しいから良いんだけど。
「ニチ、早く準備しろ」
「化粧するから30分ちょうだい」
「はー?化粧なんかいらねーよ。お前そのままでも十分だろ」
「私を口説いても何にも出ないよ咲斗」
「口説いてねーわ」