熄えないで
「…昨日、家帰ってすぐ寝ちゃって。スマホも充電するの忘れてて…ごめんなさい」
「…なんだ、安心した」
「ごめんね…、」
ごめんね、ごめんなさい。
私はよわくて ずるくて 最低な女なんだよ。
成川くんには似合わない。
私は、成川くんの世界に映れない。
けれどそれは、全部 全部こころの中でぼやくだけ。瑛斗が言ってくれたのに、私はまた堂々と出来なかった。
いつ終われるの。
いつなら、私は強くなれるの?
吉乃くん、私は、きみとの既成事実をどう利用すればいい?