泡沫夢幻

悲劇 father's side.



それは、駿が小学生になって間もない頃のお話。

私は警察官として誇りを持って仕事をしていた。
いや
今も誇りを持って仕事をしている。


元々体の強くなかった妻の体調は最近あまりよろしくない。

不安は少しありつつも、
入院するまでもないという主治医の言葉を信じてお互いがんばろうと気を奮い立たせた。



今、私はその頃から今現在もなお、大きな事件を抱えている。

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