泡沫夢幻


まだまだ暑い日が続く8月の終わり、
我が家のようにくつろぐ陽菜と颯太、
そして部活の仲間たちと一緒に夏休みの宿題片付け会が開催されていた。


クーラーのきいた俺の家のリビングに
大量の課題を持ち込みひいひい言いながら必死に片づけている。


夏休みの間、事情を知る部活の仲間や陽菜と颯太が俺を励まそうとほぼ毎日家に押し掛けた。

時には総菜を持ってきてくれたり、野菜を持ってきてくれたり、あまり外には出たくない子の季節にはありがたかった。
まあ、もちろん彼らは俺の作る料理を食べていくというオプション付きだったが。


< 19 / 293 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop