泡沫夢幻



「今日も楽しかったね!」
また行こうねとはしゃぐひよりを見ていると、
これからやろうとしていることは間違っているのか、
不安になってくる。


『次は容赦しないから。
あんたが悪いんだよ?』


黒い笑みを浮かべた野崎が脳裏をよぎる。


「ひより…」
「ん?なーに?」

この笑顔だけは何に変えても守りたい。


< 269 / 293 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop