泡沫夢幻



「常盤くん、もうすぐ退院できるわよ」
ひよりのときにお世話になった看護師さんに声をかけられる。


もうすぐ、日常がやってくる。

その事実に胸を撫で下ろし
さっそく父さんとひよりに連絡を入れる。

2人とも喜んでくれている。
退院したら何をしようか、
父さんとひよりと何をしようか、
久々に胸が高鳴っているのを感じ
もう一度眠りについた。


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