泡沫夢幻
帰り際、
「駿のサプライズで渡すタイミング失ったの、はい」
と2人からプレゼントを渡され、その日はお開きになった。
片付けを終え、自室に戻り2人からのプレゼントを開けると、
そこにはメッセージカードとチョコフォンデュの機械が入っていた。
「「メリークリスマス、駿。
今度チョコフォンデュしような!」」
そう書かれた紙きれだけど、
俺にとってはとても暖かいもの。
「あいつららしいな」
と誰に伝えるわけでもなく、ぽつりとつぶやいた。