泡沫夢幻

かけがえのないもの



いつものように3人で桜並木を歩いて学校へ行く。



今日であの事故から2年が経った。


「…放課後、奏さんのところ行くのか?」
颯太が遠慮がちに聞く。

「うん」


それっきり、誰も会話することなく騒がしい朝の学校に着いた。

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