泡沫夢幻



次に目を開くと昼過ぎ。

メッセージアプリには何件かの通知が、
よーママからは何件かの着信が来ていた。



確認すると、
目覚めたら昼ご飯持って行くから連絡して
というなんとも母親らしい心遣いだった。

今起きたことを連絡し、
次はメッセージアプリを起動する。




『ゆっくり休めよな、帰り寄るからうまいもん食おうぜ!』
『ばか颯太は私が責任もって家まで引っ張って連れて帰るから安心してね。
しっかり休んで!』
漫才のような颯太と陽菜のメッセージを見て思わず吹き出す。


今日は1人になりたい気分だから

颯太には『今日食欲ないからいらね』と
陽菜には『ありがとう。食べたいものあれば今度振る舞うよ』とメッセージを送る。


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