泡沫夢幻




気がつくとソファーの上で横たわっていた。
壁にかかった電波時計は6時を少し過ぎた時刻を示す。


なんだ、まだ夜か。ご飯食べて寝るか。


そう思い、床に転がっていた携帯を拾い上げ、時刻表示を見た瞬間「え、」と思わず声が漏れた。

そして、まだ鈍い頭を必死に働かせ、日付が変わって朝だということを知る。


幸運にも今日は土曜。

昨日見られなかったメッセージを全て返し終える。


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