泡沫夢幻

「駿〜英語全くわからん、、
その上2人が怖い…」
沈んだ声で鳴き真似をしながら、颯太の目の前に座っている俺にすがりつく。

そんな俺は英語の問題演習を解いている。

颯太が説いているのはつい数分前に俺が解き終えた問題。

「とりあえず辞書使え。
単語の意味がわかっても文法わからないなら授業でメモしたノートでも教科書でも見ろ。
それでもわからなかったら俺を呼べ」
と持ってきた電子辞書を丸投げして

隣で数学を解いている2人にうるさくてごめん、と一言告げ

自分の問題に取り掛かる。

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