狼の愛したお姫様


「恋は論理的、物理的に説明できるものではないのだよ?湊都先生。」

「…へぇ。」


説明できないものを紐解いていく、俺の好きなタイプの物事だ。



「お、興味持った?」

「えぇ、少し。」


自分でも少し笑っているのがわかる。

冬真程ではないが少し女性…というより、対人があまり好きではなかったから。



「湊都さんもとうとう恋っすか?!」

「そのまま女のコにどっぷりハマっちゃえ〜」


「貴方達と一緒にして欲しくないですね。」


…それにほら、冬真がものすごく険悪そうな顔で見てますし。





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