廻天の王女と太陽の騎士は穏やかに恋をする
それに、城でのお話をそのまま話すわけにもいきません。
私はほとんど城にいて、出掛けるといえば、別荘くらいのものでした。
今にして思えば、私の世界はなんと狭かったことでしょう。
ですが、今の私は行こうと思えばどこにでも行けるのです。
そう思うと、幸せで胸がいっぱいになりました。
『内山さん、どうかしたの?』
(え…?)
『あ、すみません。
小林さんはいつも面白いお話をして下さるのに、私は何も無いなと思いまして…』
『そんなこと気にすることないですよ。
僕はこうして内山さんとLINEのやりとりが出来るだけで、とても楽しいんですから。』
小林さんは本当に優しい人です。
小林さんの言葉に、私は思わず胸が熱くなりました。
私がシャキアを呼び出すことがなかったら、きっと、シャキアも小林さんのことをますます好きになったことでしょう。
そう思うと、罪悪感に苛まされました。
私が二人を引き離してしまったのですから…
ですが、今更悔やんでも、何も変わりません。
シャキアにしてあげられることはもう何もありませんが、もしも小林さんのためになることがあるのなら…なんでもしたいと私は思いました。
私はほとんど城にいて、出掛けるといえば、別荘くらいのものでした。
今にして思えば、私の世界はなんと狭かったことでしょう。
ですが、今の私は行こうと思えばどこにでも行けるのです。
そう思うと、幸せで胸がいっぱいになりました。
『内山さん、どうかしたの?』
(え…?)
『あ、すみません。
小林さんはいつも面白いお話をして下さるのに、私は何も無いなと思いまして…』
『そんなこと気にすることないですよ。
僕はこうして内山さんとLINEのやりとりが出来るだけで、とても楽しいんですから。』
小林さんは本当に優しい人です。
小林さんの言葉に、私は思わず胸が熱くなりました。
私がシャキアを呼び出すことがなかったら、きっと、シャキアも小林さんのことをますます好きになったことでしょう。
そう思うと、罪悪感に苛まされました。
私が二人を引き離してしまったのですから…
ですが、今更悔やんでも、何も変わりません。
シャキアにしてあげられることはもう何もありませんが、もしも小林さんのためになることがあるのなら…なんでもしたいと私は思いました。