もっと、愛して。





「何か‥部活とかでもしてるのかい?」




なんで‥
そんな事聞くんだよ‥?




「バスケ、を‥してます」





声が震えてるのが
自分でも分かった。




ズキズキと痛む足。



汗ばむ手。






すると、おっさんは
白い紙から目線を
俺に移してきた。





そして‥
ゆっくりと口を開いて。







「‥バスケ‥最低でも1ヶ月は休んだほうが良いだろう」







自分の耳を、疑った。




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