史上最強の総長はワケあり少女を溺愛中


「た、だだいまーーーーーーーーーー?」





ただいまはおかしいか?






「「「おかえり!」」」






そう迎えてくれる君たちは暖かいんだ






自然と頬が緩むのを感じる






「「「!!」」」






「笑ったよねーーーーーーーーーー?」

「ああ、笑った」

「···さっきも笑ってた」






笑ったらおかしい?





「愛斗くん、ありがとね。じゃあね」






「ちょっ、ちょっと?彩香ちゃん行くあてないでしょ」





·······その通りだけど






「愛斗くん?彩香?何その親密度!」





チャラそうな男の人がそういった






「ははっ。羨ましーだろ。テメーら」






何故か自慢げに話す愛斗くん






何故自慢げなんだ?






「ちょっと琉夜、彩香を部屋に連れていけ」






「·······ああ」





「あ、彩香。ちょっとこい」







愛斗くんに呼ばれて、愛斗くんの近くに行く






「何?」





「耳貸しな?」












愛斗くんの口元に耳を寄せる





「お前の体のこと言ってもいいか?」





みんななら大丈夫な気がする





まだ名前を知らない人が多いのにこんな気持ちになるなんて






「ん。いいよ」






「ありがとう。じゃあ部屋戻ってな」






「·······ん。」






「さ、行くぞ。····彩香でいいか?」






いつの間に女装をといたのかは分からないけど男性の格好をした人






「えっと、名前は·····」







「俺?俺は花宮 裕也ーハナミヤ ユウヤー。タメでいいよ。あ、女装は趣味じゃないからね」






「うん。ありがとう」






「じゃ、連れてってくるわ」







「ありがとな。裕也」






そうして私は目覚めた部屋へ足を進めるのだった



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