史上最強の総長はワケあり少女を溺愛中
第2節 命の恩人
「んっ····う」
意識が戻り、重いまぶたを開く
「·····は!?」
え、なんですかね
この視界に入るピカピカの天井は
しかもここベッドの中じゃん
11年振りかも
ベッドに入ったの
いつもベッドとは言えない硬い台の上で寝てたもん
あったかーい
「おい、起きたか」
「ぎにゃぁっ!!」
び、びっくりしたァ
突然声をかけて·······誰だ?
「ぎにゃぁって······猫かよ」
肩を震わせて下を向いてる男の人
ちょっと失礼じゃない?
でも多分この人は私を助けてくれた人
······ほおって置いてくれたら死ねたかな?