この広い世界で君と出会い、恋に落ちて。
大好き
*
「麗華ちゃん!今日遊ぼう」
「うん」
あれから、わたしは普通の生活をした。
でも、全部を捨てたわけじゃない。
わたしが変なことをすれば藤宮の名に傷がつく。
それは父さんの名誉も傷つけることになるから。
それだけはしたくない。
ただ、普通に遊びはした。
カラオケにいったりボーリングにいったり映画をみたり。
今までだって遊びにいったことはもちろんあるけど、こんなにも楽しかったのは久しぶり。