中庸的な日常。

【4.私の頭の中のスイカと消しゴム】

先ほどの青くんの同僚しかり、人は見掛けによらない。

先述しなかったが、ミステリー作家の有田吉希(アリタヨシキ)こと寿くん。

どう見ても、机に向かって何かを創作してる姿を想像させない。

創作家という人種の大半は、そういった物なのかもしれない。

かく言う筆者も、「普段何を考えてるかわからない」とよく言われる。

大変失礼な話ではあるが、実際の所、何も考えてないのだから立腹する事もない。

他人からはそう見えてるのだから、いちいち否定する事もないと思っている。

でも実社会では、その見た目で判断されてしまうのが現状なのである。

年配者より若者の方がマナーが悪い。というのも、その見た目なのだろう。

さて、青くんと桃さんは買い物を無事に終え、ショッピングセンターを後にするようだ。

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