中庸的な日常。
【1.お買い物】
カラカラカラ…。
この日は、ショッピングセンターにお買い物に来たおふたりさん。
買い物好きな桃さんと、買い物カート好きな青くん。
青くんは、買い物カートを握らせたら、ちょっと右に出る者はいないと自負してるようだ。
これは「車を運転すると人格が変わってしまう何とも迷惑な人」に似た雰囲気を醸し出しつつある。
「ちょっと、青くん何やってるの?」
買い物カートをじっくり吟味する青くんを、不思議そうなまなざしで見る桃さん。
「やっぱりさ、気持ち良く買い物したいじゃない?」
少年のように目を輝かせる青くん。
少年のように振舞う青くんであるが、年齢は33歳。
初対面でどんな人からも年相応に見られた事はない。
この間も、大卒の新入社員から同い年と思われていたのだから、青くんの年齢不詳さが伺い知れる。
これは桃さんにも同じ事が言えるのだ。
桃さんと青くんは同い年。
彼女もどう見ても33歳には見えず、職場のバイトの子からは、
「妖精のようだ」
などと意味不明の言葉をかけられて「私はそんなに小さくない」と憤慨したとかしないとか。
怒る視点が少し変わっているのも、愛すべき点なのだろう。
女性の年齢を公の場で公表してしまったのは少し気が引けるのだが、
この際「まぁ細かい事は気にしない気にしない精神」を貫こうと筆者は思う。
それが長生きをするコツなのだと前作「中庸なる日々」にも書いちゃったから(はあと)。
なーんて少しカワイコぶると、多少の事は許される気がしないわけでもない。
さてさて、デパートに戻ろうか。
この日は、ショッピングセンターにお買い物に来たおふたりさん。
買い物好きな桃さんと、買い物カート好きな青くん。
青くんは、買い物カートを握らせたら、ちょっと右に出る者はいないと自負してるようだ。
これは「車を運転すると人格が変わってしまう何とも迷惑な人」に似た雰囲気を醸し出しつつある。
「ちょっと、青くん何やってるの?」
買い物カートをじっくり吟味する青くんを、不思議そうなまなざしで見る桃さん。
「やっぱりさ、気持ち良く買い物したいじゃない?」
少年のように目を輝かせる青くん。
少年のように振舞う青くんであるが、年齢は33歳。
初対面でどんな人からも年相応に見られた事はない。
この間も、大卒の新入社員から同い年と思われていたのだから、青くんの年齢不詳さが伺い知れる。
これは桃さんにも同じ事が言えるのだ。
桃さんと青くんは同い年。
彼女もどう見ても33歳には見えず、職場のバイトの子からは、
「妖精のようだ」
などと意味不明の言葉をかけられて「私はそんなに小さくない」と憤慨したとかしないとか。
怒る視点が少し変わっているのも、愛すべき点なのだろう。
女性の年齢を公の場で公表してしまったのは少し気が引けるのだが、
この際「まぁ細かい事は気にしない気にしない精神」を貫こうと筆者は思う。
それが長生きをするコツなのだと前作「中庸なる日々」にも書いちゃったから(はあと)。
なーんて少しカワイコぶると、多少の事は許される気がしないわけでもない。
さてさて、デパートに戻ろうか。