中庸的な日常。
【2.エスカレーター】
買い物カートを、泣く泣く諦めた青くんの手を引く桃さん(何歳だ?)
ふたりはオムライス屋さんを目指し、エスカレーターへ。
「ねぇ青くん知ってる?」
「ん?」
「関西の方だとエスカレーターを歩くんだよ?」
「嘘!?すでに動いてるのに?」
「私の職場の人が言ってたよ。」
「あぁ、そう言えば転勤で、奈良から来た子が言ってたような気がする」
その、奈良から転勤してきた人というのが、これまた一風変わった人間で、
「あんまんにカラシ塗って食べると美味い」
「事務服とナース服にはロマンがある」
などと、個性極まりない豪傑である。
だが、関西の文化に興味のある青くん、その発言の全てに歓喜している。
それにその彼は、本当か嘘か分からない事を言っては皆の心を掴む。
「知ってます?青さん、関西の動物園来たらビックリしますよ?動物達みんな関西弁ですから。」
それに思わず青くんは「え?本当?」と答えてしまったぐらいなのだ。
またいずれ、この青くんの同僚の話が出て来ると思うので(伏線)、今はエスカレーターの話に戻る。
ふたりはオムライス屋さんを目指し、エスカレーターへ。
「ねぇ青くん知ってる?」
「ん?」
「関西の方だとエスカレーターを歩くんだよ?」
「嘘!?すでに動いてるのに?」
「私の職場の人が言ってたよ。」
「あぁ、そう言えば転勤で、奈良から来た子が言ってたような気がする」
その、奈良から転勤してきた人というのが、これまた一風変わった人間で、
「あんまんにカラシ塗って食べると美味い」
「事務服とナース服にはロマンがある」
などと、個性極まりない豪傑である。
だが、関西の文化に興味のある青くん、その発言の全てに歓喜している。
それにその彼は、本当か嘘か分からない事を言っては皆の心を掴む。
「知ってます?青さん、関西の動物園来たらビックリしますよ?動物達みんな関西弁ですから。」
それに思わず青くんは「え?本当?」と答えてしまったぐらいなのだ。
またいずれ、この青くんの同僚の話が出て来ると思うので(伏線)、今はエスカレーターの話に戻る。