中庸的な日常。
「ふぅ、、お腹いっぱいになっちゃったね。苦しいカモ。」ご満悦の桃さん。

「それだけ食べたら苦しいはずだよ。」そう言いながら、デザートのケーキを食べる青くん。

「でもさぁ、エスカレーターの人もだけど、人の迷惑かえりみない人って多いよね。」

「うん。何故か年配者の人が目立つ気がする。」くるりとフォークを回す青くん。

「わかるー!私も接客業してて、それはホンット思う。」眉間にシワを寄せる桃さん。

「レジで精算中に、途中抜け出して商品取りに行くんだよ?しかも後ろに人並んでるのに中々戻って来ないの。」

「僕もそんな人、見た事あるよ。途中わりこんでさ、私は1つだから先にレジしてくれない?って。」

「ひどーい。意味無くない?」

「そのくせ、自分が割り込まれたらすっごく怒るんだよね。」両手を合わし、ごちそうさまをする青くん。

「さて、と。そろそろ行こっか。」

「うん。」席を立ち上がる桃さん。

エスカレーターでは、特に前の人との距離感に気をつけようと誓ったふたりである。

距離感。

それは、生活していく中で、とても大切な事である。
皆さんもドアとエスカレーターには気をつけましょう。なむなむ。

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