王竜
side愛
IN屋上
いきなり、引っ張っていって拒否権ないとか、何様のつもりなんだよ!しかも地味に腕痛ぇし・・・
「ねぇ、いい加減離してくんない?」
駿「あ、あぁ悪い」
駿はあたしの腕をやっと離した
「で、屋上まで連れてきて何のつもり?」
駿「俺らは、さっきも言った通り紅王だ俺が総長で、奏が副総長、光と冬が幹部だ。お前は?」
「あたしは神戸 愛」
駿「そうか。よろしくな。で、お前は何者なんだ?」
「何者でもない。ただの女子高生よ」
駿「じゃあ、あの門を飛び越えたのはどう説明する?普通の奴はあんな軽々と跳ぶことなど出来ないはずだ。それにハッキング世界No.3の奏でさえ、情報が出てこなかった」
あれを見られていたのか・・・。しくじった。まぁ情報が出てこないのは当然ねNo.1のあたしが管理しているんだから
変に探られて、正体がバレるのもヤだし、適当に言い訳しとこ
「門を跳び越えられたのは、少し運動神経がいいだけ。もういい?帰りたいんだけど」
駿「まだ話は終わってない。愛、紅王の姫になれ。」
「は?いやよ」