王竜

side明

下「なぁ、何か総長の雰囲気変じゃなかったか?」


下「あぁ。笑顔なのに、纏っている雰囲気がな…」


「どーせ、目当ての食材がなかったんだろ。気にすることじゃねーよ」


下「そんなことで、怒る総長じゃねーだろ」


下「まぁ、明がそう言うならいいけどよー。大事なことなら、後々総長が報告してくれるだろう」


下「それもそうだな」


皆は、半ば俺の言葉に納得してないようだった。それもそうだ。愛は、食材とか云々で怒るほど、器は小さくねー…


それよりも、気になるのはさっき帰ってきたとき、下っ端達も雰囲気には気づいていたようだが、目も笑っていなかった…


あの顔は…


ここに帰ってくる途中、ぜってー喧嘩したな…。愛もさっき爽介さんと慧さんを居ること確認してたから、これから喧嘩した奴らの族を潰す予定でも立てるんだろう…


久々の大きな喧嘩になりそうだ…


まぁ、あとは愛達幹部の皆さんが、俺らに報告してくれることを待つとしよう…
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