王竜
side愛
ガチャ…
「ただいま~!」
爽「おかえりなさい…。遅かったですね。何処に寄り道してたんですか?」
パソコンを操作しながら、そう返事した爽介。喋るか、パソコンいじるか、どっちかにしろよ
しかも、よくそんな速く打ちながら、話すことできるな!さすが、世界No.2ハッカーというところか…
慧「おかえり、なさい…。何かあったの?」
慧も、変だぞ?いつもなら、おかえりの後に“なさい”なんてつけねぇだろ…。それに抱き着いてもこねぇし…。まぁ、何かあったのは確かだけどさ…。そんなに表情とか出てねぇと思うけど?
連「スーパーから帰る途中、コンビニで高校生に絡んでた不良達と喧嘩してたんだよ~」
快「ちなみに言うと、僕らは全く手を出さずに終わりましたー」
快斗も地味に根に持ってんなー。だってしょうがないじゃん?許せなかったんだもん
爽「そういうことでしたか。下っ端のいつもの賑やかさがないと思ったら…。愛もイラつくのはわかりますけど、もうちょっとオーラを隠してください。下っ端達も他の族よりは耐性ありますけど、怖がってしまいます」
「そんなに出してるつもりねぇんだけど…」
「つーかそんなことより、黒連て族知ってるか?」
慧「聞いたことないけど…」
爽「俺もないです」