王竜
慧「(ほっ…。どうにか誤魔化せたみたい…)」


「んじゃ~、あたしは皆の飯作ってくるわ」


爽「愛、何か手伝いましょうか?」


「お願いします…と言いたいけど、遠慮しとく。爽介達は、このまま黒連とかの計画立てといて」


幹部「了解」


まぁ~爽介は料理できるけど、細かすぎ。連哉と快斗は喋ってばっかで進まない。慧は…連哉と快斗と比べたら、頼りになりそうだけど、手伝いだけならまだしも、料理は壊滅的にダメ。そういうわけで、料理担当はあたししかいないってワケ


「慧は、あとで運んでもらうのに、内線で呼ぶからその時はよろしく」


慧「OK」


「あ、あとあたしも飯作り終わったら会議に参加するから、それまでに皆である程度の計画出しといてくれる?」


爽「わかりました。1時間ぐらいでまとめておきますね」


「頼んだ」


爽介、よくわかったな飯作り終わる時間…


爽「だって、愛いつもそれぐらいじゃないですか」


へぇ~、よく観察してるもんだ……





って、はぁっ!?





何で、あたしが心の中で思ってることに爽介が受け答えできるんだよっ!?


もしかして、変な超能力でも「持ってません…」


爽「あなたは俺を何だと思っているんですか?」


「えっと、超能力者?」


爽「断じて違います!あなた達も笑いをかみ殺してないで、何か言ってくださいよ」


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