王竜

side慧

「そういえば、僕たち転校したから寮生活になったんだっけ…」


連「準備っつっても、何も持ってきてねぇけど~」


快「愛も、上に行っちゃったし…」


爽「では、先にバイクを取りに行きましょうか」


歩きながら、僕たちは明日からのことを話す


連「転校初日から、学校じゃなくて倉庫で色々ありすぎじゃね?」


「僕と爽介は、特に何も変わりないよ。あったとしたら、連哉と快斗でしょ」


ただ単に、愛が久しぶりに倉庫に来て、潰す計画立てて飯食っただけだし…


快「これから、どうするー?愛の部屋、行くー?」


「そうだね。皆は、荷解き何時やる?」


連「終わるも何も、そんなに荷物ねぇよ~。段ボール1箱だけだし。元々、家具は備え付けられてるからね~」


「僕も、殆ど倉庫で生活してたからね…」


快・爽・連「「「俺も(僕も)」」」


爽「結局は、寮生活と言いましても倉庫に通うことが大半になるでしょうね。愛も俺も組の仕事が実家に居なくなるので少なくなるでしょうし」


連「ん?あぁ~、愛と爽介んところの組仲良かったな~。まぁ、俺と愛は財閥関係で仲いいけどな~」


爽「俺らは幼馴染ですから。連も、変なところで独占欲発揮するの止めてください」


連「バレた~?笑」


こんな会話、愛には聞かせられないな…


いや、でも愛は鈍感だから大丈夫か…


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