白球と最後の夏~クローバーの約束~
そんなことに幸せを感じながら、わたしは稜ちゃんの隣にいられる特大の幸せを噛みしめていた。
今日起こった数々の奇跡を神様に感謝して、これから始まる稜ちゃんとの日々に思いをはせて。
高校3年生・・・・今年の夏は、まだまだ終わらない。
これからが本当の始まりなんだよね、稜ちゃん。
だけど・・・・。
今日は・・・・ううん、今だけは、心からこう言いたい。
「ねぇ、稜ちゃん」
「ん?」
「・・・・ひとまず、お疲れさま」
「おぅ、サンキュ!」