白球と最後の夏~クローバーの約束~
━ 夢・8月 ━
開いた宝石箱は、
数えきれないほどの
奇跡ばかりだった。
片想い・・・・。
甲子園・・・・。
託された夢・・・・。
掴みに行く
あの場所での高み・・・・。
キラキラ輝く夏は
まだまだ終わらない。
最高の夏は
これから始まる。
キミを見つめるわたしは
もう弱いだけの
わたしじゃない。
流した涙のぶんだけ、
笑顔の花が
たくさん咲いた。
笑顔のぶんだけ、
夏がより
色鮮やかになる。
キミと一緒に見る夢、
その続き・・・・。
今度はずっと
見守らせて?
一番近くで
ずっと見守らせて?
高校3年生・18歳、
この年の夏は
最高の夏になりました───・・。