白球と最後の夏~クローバーの約束~
━ 淡・4月 ━
 

高校3年生・春。


キミと目指す甲子園も、
今年で最後だね。


高校生活最後の春。


この春から始まる奇跡、
膨らんでいく“好き”。


加速度を増して
接点が増えていく・・・・。


いじわる?

やきもち?

怒ってる?


その裏にあるキミの気持ちは
一体、なに?


知りたい。
でも・・・・聞けない。


“好き”が増えたら
重たくなっちゃう。
“好き”を知られたら
嫌われちゃう。


そんなわたしは
やっぱりズルいね。


無意識のうちに
一番傷つかない方法で
この気持ちを
閉じ込めちゃうんだ───・・。










 

< 5 / 474 >

この作品をシェア

pagetop