初恋ラプソディ
お茶を飲み終えると、奏先輩は真っ暗になった冬の道をうちまで送ってくれた。
奏先輩んちは、隣の小学校だったから、うちよりさらに1㎞くらい先になる。
自転車通学なのに、自転車を引いて歩いてうちまで来てくれる。
奏先輩、優しいな。
家の前で私は挨拶をする。
「わざわざ送っていただいて、ありがとう
ございました。」
「いいよ。
森宮のご両親が許可してくれたら、毎週
通うことになるんだし、先に道を覚えるのも
ありだろ?」
そっか。
あ、じゃあ、部屋、掃除しなきゃ!!
「じゃ、森宮、またな。
親、説得できなくて困ったら言えよ。
俺も頭を下げに来てやるから。」
「ええ!?
奏先輩にそんなことさせられませんよ。」
「じゃあ、頑張って説得しろよ。
じゃ、また。」
奏先輩は、自転車に跨ると、あっという間に見えなくなった。
お母さん、許してくれるかなぁ。
奏先輩んちは、隣の小学校だったから、うちよりさらに1㎞くらい先になる。
自転車通学なのに、自転車を引いて歩いてうちまで来てくれる。
奏先輩、優しいな。
家の前で私は挨拶をする。
「わざわざ送っていただいて、ありがとう
ございました。」
「いいよ。
森宮のご両親が許可してくれたら、毎週
通うことになるんだし、先に道を覚えるのも
ありだろ?」
そっか。
あ、じゃあ、部屋、掃除しなきゃ!!
「じゃ、森宮、またな。
親、説得できなくて困ったら言えよ。
俺も頭を下げに来てやるから。」
「ええ!?
奏先輩にそんなことさせられませんよ。」
「じゃあ、頑張って説得しろよ。
じゃ、また。」
奏先輩は、自転車に跨ると、あっという間に見えなくなった。
お母さん、許してくれるかなぁ。