谷間の姫百合 〜Liljekonvalj〜

「しかし……なるほど、あなたの考えはよくわかった」

大尉は、普段声を荒げることなどないリリの叫びなど、物ともしていなかった。

そして、淡々と彼は告げた。


「ならば……私もあなたとの結婚について、考え直さねばならないな」

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