ちっちゃくなっちゃいました(吐血)

「…要するに、小さい女の子から貰った飴を食べたら体が小さくなったと」

「なんでそんなもの信じて食べんの?」

膝を伸ばして脚の上に朔をちょこんと座らせている。

可愛いことに朔は、美優ちゃんから出されたジュースを大人しく飲んでいる。

翔くんも同じように、美優ちゃんの膝の上で大人しくジュースを飲んでいた。

可愛いんだけどこの人たち何事?

「だってパ◯ン飴に似てたもん」

「パイ◯飴に似てただけでしょ勝手に食うな」

美優ちゃんはまふくんの頭を優しくぺしと叩く。

叩くというか撫でるというか…。

「ねぇこれ俺悪くなくない?」

「今の朔は罪深いからダメ」

「どういうことだよ」

「で、これいつ戻るの?」

そっか。

こんなに可愛い朔も、元はと言えば高校生だ。

戻って欲しいけど戻って欲しくない。




…ん?

ってことは今が1番遊び放題なんじゃ…?

「いいこと思いついた私天才かも」

「うわぁ嫌な予感しかしない」

「多分愛が考えてることと私の考えてること全く一緒だと思う」

「あー終わった」



< 3 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop