ちっちゃくなっちゃいました(吐血)
ということで始まりました撮影会。
ダボダボの服を着た2人が可愛くて仕方がない。
私と愛は無言でシャッターを切り続ける。
「ね、ねぇ、もう終わりでよくない?」
「ダメダメ!まだ500枚しか撮ってないんだから」
「十分すぎない!?」
サラサラな肌ともちもちの感触を持つ翔のほっぺがたまらなく気持ちいい。
永遠に触り続けてたい。
「翔、膝の上おいで」
自分の膝をトントンと叩いて翔を呼ぶと、純粋な子犬のように駆け寄ってくる。
可愛いなぁもう、一生愛でたいこの子。
「翔何したい?」
「スマホ触らせt「どっかに積み木とかなかったかなぁ」ダメだ全然キイテクレナイ!」
私は一度翔をカーペットに座らせ、物置をゴソゴソと探す。
積み木とかなんかあったはずなんだけどなぁ。
もう古いしなぁ。
どこにあるんだろう。
結局、探しても積み木やら小さい子が遊べるようなおもちゃはなかった。
諦めてリビングに戻ると、愛が土下座していた。
「なにしてんの?」
「これは拝める一生拝める」
愛の土下座の先にいたのは、くっつきながら丸く眠っている2人の小さな男の子。
あぁこりゃ土下座だわ。
私は愛の隣で静かに土下座した。
「なにこれ尊い死ねる」
「だよな直視できない」
土下座しながらも写真を撮るのは忘れず、私たちは器用な体勢をしている。
「一緒に寝たい」
「寝るか(即決)」
私は翔の隣に、愛は朔の隣に寝転んだ。
子供の姿でも寝顔天使とか、元の姿の寝顔が天使なのも分かる気がしてきた。
翔の手を握ると、いつも私が包み込まれているはずなのに、今日は私が包み込んでいる側になっていて、どこか新鮮。
元の姿の翔の手は大きいから、両手で掴んでも掴みきれなかった。
なのに今はすっぽりと包んでいる。
まじで可愛い…。
今日は翔に振り回されっぱなしだったなぁ…。
泣き叫んで暴れ始めたり、満面の笑みで私を癒してくれたり。
子供の姿でも翔は人を幸せにできるってすごいなぁ…。
み「大好きだよ…」
なんてベタな言葉を残してから、私は意識を手放した。