病んでる僕と最強の勇者たち
「それでは城門を開きます。

あなたたちに神のご加護がありますように」



護衛の兵士がそう言うと、お城の城門がゆっくりと開いていった。



すると、闇に包まれたベルミータ国の大地にたくさんのモンスターたちがうごめいているのが僕にもわかった。



そして、うごめいているモンスターの数がすごいことはわかったけど、闇に包まれたベルミータ国の外は真っ暗で、敵の正確な数はわからなかった。



すると、リリーがみんなの先頭に立ち、笑みを浮かべながら、みんなにこう言った。



「リリーが辺りを明るくしてあげるね。

リリーたちの先制攻撃は、リリーの炎の魔法だよ」



リリーはそう言うと、木製の魔法の杖を天へとかざし、それを敵のいる方角へと振り下ろした。



「極限の火系魔法。

デスファイヤー!」
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