病んでる僕と最強の勇者たち

「くらえ！

ビッグメラメラ！」



僕は自分の最強の魔法を巨大なクモのモンスターに向かって解き放った。



すると、僕の右手からリリーの魔法に勝るとも劣らない巨大な炎が飛び出して、巨大なクモのモンスターに襲いかかった。



そして僕の炎の魔法が巨大なクモのモンスターに激突すると、たちまち燃え盛る業火が巨大なクモのモンスターを包み込み、巨大なクモのモンスターは炎に焼かれ、不気味な叫び声を上げていた。



僕はそんな強力な魔法の威力を目の当たりにして、自分は強いと確信していた。



僕は今、転生した先の異世界で、子供の頃に憧れていた最強の賢者になっている。



僕はそう思うと、誇らしい気持ちで微笑みながら、自分の後ろにいるリリーに声をかけた。