病んでる僕と最強の勇者たち
エドモンドが跳ね返したリリーの魔法、ビッグトルネードが、空を飛ぶリリーを巻き込んだ。



そしてリリーの小さな体は暗闇の空へと吹き飛ばされ、リリーの体が地面へと落下してきた。



僕は魔法が直撃してしまったリリーが心配で、リリーの名前を叫びながら、リリーの元へと走っていた。



「大丈夫か、リリー!

しっかりするんだ!」



僕は頭から血を流しているリリーを抱きかかえて、重傷を負ったリリーに話しかけていた。



「明彦君、リリーは大丈夫だよ。

でも、さすがはリリーの魔法だね。

リリーは大ダメージを受けたみたいだよ……」



僕は力なくそう答えたリリーに、出会いの街の道具屋さんで買った回復薬を手渡した。



「街の道具屋さんで買った回復薬だよ。

これさえ飲めば体力が回復する。

僕たちの戦いはこれからだ!」



僕はリリーにそう言ったが、リリーは肉体よりもむしろメンタルに大きなダメージを受けていた。



世界最強だと思っていた自分の魔法が通用さしないどころか、跳ね返され、大ダメージを受けてしまったことに、リリーは大きなショックを受けていた。
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