病んでる僕と最強の勇者たち
「まぁ、実力差に気づいちまったならそれも仕方ねぇことだ。

このエドモンド様が貴様らを地獄に送ってやるから感謝しろ。

あの世でオレ様に殺されたことを自慢するんだな」



僕はエドモンドのその言葉を聞いて悔しかった。



元の世界にいた僕は、人と争うことを避け、部屋の中に引きこもり、自分だけの小さな世界で生きてきたから、悔しさという感情をいつの間にか忘れていた。



でも、そんな僕だったはずなのに、エドモンドの言葉が僕の胸に刺さって、苦しかった。



僕の仲間をバカにされたこと。

僕が弱いと決めつけられたこと。

僕たちの負けがもう決まっていると思われていること。



そのすべてが僕は悔しかった。
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