病んでる僕と最強の勇者たち
但野明彦 VS エドモンド・コラール
リリーが茫然自失で戦闘不能の中、僕は闇の魔王、ダーギルの二大将のうちの一人、エドモンド・コラールと戦っていた。



僕はLV99の最強の賢者だが、正直、剣の素人で、剣で敵を倒したことがない。



でも、エドモンドは魔法を跳ね返す魔鏡を持っているため魔法が通じず、エドモンドとは剣で戦うしか方法がない。



能力ではリリーよりも僕の方が上だと言ってくれたリリーの言葉を僕は思った信じ、エドモンドと剣で戦う覚悟を決めていた。



エドモンドは銀色の鎧と兜で身を固め、鎧の下にあるはずのその正体はわからない。



ただ、常に強気なエドモンドのその言葉から、エドモンドが自分の実力に絶対の自信を持っていることは容易にわかった。



そんなエドモンドが大きな黒い馬にまたがって、僕の方にものすごい勢いで突進してきた。



僕はそんなエドモンドに対し、一歩も退かぬ構えでエドモンドと向き合っていた。
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