病んでる僕と最強の勇者たち
(今のが最強の賢者の魔法……。

すごい……。

すご過ぎるよ!)



ずっと人生の脇役だった但野明彦が生まれ変わった異世界で、無双の力を手に入れ、まるで無敵のような力を手にしていた。



セクシーな女神のフローラは、僕に何てものすごい能力を与えたのだろう。



僕はこの異世界でなら主役になれる。



僕は最強の勇者とパーティを組んで、闇の魔王、ダーギルを倒すんだ。



「どうやら勝負ありみたいだな」



そう言って、建物の影から一人の見知らぬ少年が現れた。



おそらく年は僕と同じ15歳くらい。



イケメンで童顔。



背が高く、髪は金髪で短めのツンツンヘアーだ。



この人はいったい誰?



僕がそう思ったとき、その少年はこう言った。
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